私は、考えることから逃げてしまうことがあります。きっと多くの人がそうだと思います。答えの見えない脳内会議は、時にどんな肉体労働よりもキツかったりします。

1人で考え込んでいると、くじけたり、途方に暮れたりしますよね。しかし、遊びのようにビジネスを心から楽しんでいる菅さんのそばにいると、菅さんの世界にいい意味で巻き込まれて、不思議と考えることを楽しめてしまうんです。

あらゆる活動においてマーケティングは重要ですが、データを重んじたりデータに頼りすぎたりということも少なくないように思います。たしかに必要かもしれないし、効果もあるものかもしれません。ただ、よくあるアンケートで本当に本当の本音を明かす人がどれだけいるでしょうか。

建前が含まれるデータばかりを集めてもどうしようもないので、本音(消費者が心の底で感じていて、もしかしたら自分でも気付いていないかもしれないもの)はこちらが察するしかありませんが、建前の向こうにある本音にたどり着くためには、「人や世の中のことをどれだけ見ているか、どれだけ考えているか」それに尽きるのではないでしょうか。

考え抜くことは、途方もなく時間がかかります。パパッと効率よくやろうと思えば他にやり方はあるのかもしれません。けれど一切妥協しないで考える。誰もが疎かにしてしまいがちなところも手を抜かない。それが、菅さんが多くの人と一線を画している理由の1つだと思います。

なぜ、この漫画は面白いんだろう。
なぜ、あの人はモテるんだろう。
なぜ、あの人は成功したんだろう。
なぜ、この店は繁盛しているんだろう。

なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、、、、

口で言うのは簡単でも、実践するのはすごく大変。それを自然にできてしまうのが菅さんのすごいところであり、私自身一番見習いたいところです。きっとこれまでに、気が遠くなるほど考え抜いて来たからこそ、今は呼吸をするかのように「考える」という行為ができるのでしょう。その時間と

努力を想像するだけで、菅さんには頭が上がりません。

菅さんがこれまでに毎日毎日、何年も苦労して考え抜いてきた膨大な「時間」を共有していただくことで、考える癖のついていない人や経験のまったくない人でも、ビジネスという広大なフィールドでも迷うことなく結果を出せているのだと思います。菅さんの一言一言にだって何年分もの貴重な時間が詰まっていて、今私はその時間を享受しています。

贅沢です!

菅さん、本当にありがとうございます。
これからもたくさん勉強させていただきます!